NISHIZAWA

つねに電気計測技術の明日を見つめて

株式会社西澤電機計器製作所

〒389-0601長野県埴科郡坂城町坂城6249
TEL.0268-82-2900 FAX.0268-82-1730

流量補償方式換気カプセルディジタル発汗計

SKN-2000

運動をしてひと汗流し、額に汗して働き、感動して手に汗握る。
汗をよく観察してみると、わたしたちの体や心の変化を映し出しています。

■ 汗の発生:汗腺について

汗は汗腺を通して、体内から体表に現れます。
汗腺には一般にエクリン腺とアポクリン腺とに分類されます。
エクリン腺では腺細胞の形や大きさを変えることなく塩分に富んだ液体を分泌します(漏出分泌)。
アポクリン腺では細胞体の一部が腺腔内に突出し、これが離出して、蛋白成分を含んだ細胞内液を排出します(断頭分泌)。
アポクリン腺から分泌される汗には養分が多いため、菌が繁殖し、臭いの元となります。
エクリン腺は体表面のほぼ全面に分布し、アポクリン腺は腋窩、会陰部など体の一部に限局して存在します。

■ 精神性発汗・温熱性発汗

ヒヤッとしたときにみられる手のひらや足の裏の汗で、精神的な緊張や動揺、情緒の変動による発汗を精神性発汗といい、古くは、「早く敵から逃げる」ために、足(手)のグリップを強くする目的がありました。怒るといつしか手を握っています。
扁桃体、海馬、大脳辺縁系が心の動きを写す鏡の働きをしています。指紋の頂上を顕微鏡で観察していると、深呼吸などの精神的な負荷で汗が間欠的に出てくる様子が観測できます。

炎天下の歩行や、運動したときに体温を下げるために体温を下げるための汗を温熱性発汗といい、手のひらと足の裏を除く全身に出現します。
間脳の視床下部の前方部分にある体温調節中枢が熱の生産と放散をコントロールしています。
体重70kgの人が炎天を歩き、100mlの汗をかいたとき、汗をかくことで体温が1℃あがるのを防ぐことができると言われています。
精神性発汗と温熱性発汗の差異をまとめます(下表)。

精神性発汗 温熱性発汗
発汗部位 手掌・足底部の皮膚 左記以外の全身の皮膚
発汗刺激 精神性刺激 温熱性刺激
発汗量 少ない 多い
発汗潜時 短い 長い

■ 味覚性発汗

辛いものを食べたとき、味わった途端に汗が出ますが、食べ終わるとすぐに引きます。これを味覚性発汗といいます。
味覚刺激によって反射的に顔面に限って起こり、口の中が焼け付くような感覚が強いほど汗の出る範囲が広くなります。>br /> 味覚性発汗は温熱性発汗に上乗せして出ます。

■ 汗の原料

汗の原料は血漿(血液の血球を除く液体)からなり、老廃物の排泄としてでなく、体温調節や滑り止めの役割をはたしています。
運動をしないで汗をかく減量スーツや赤外線照射により汗をかくことでダイエットが行えるといった誤った情報が漏洩していますが、あくまでダイエットは身体の脂肪が消費されることが前提で、身体を動かさない発汗は脱水症状になっているだけです。
また、飲酒後サウナで酔いをさますという俗説がありますが、汗腺には飲酒により体内に取り入れたアルコールを排出する機能は備わっていないため、サウナでの発汗で酔いを覚ます効果はありません。

■ 発汗の検査方法

発汗を検査する方法には大別して
 ① 発汗の有無や広がりを調べる定性的検査
 ② 発汗量を連続的に調べる定量的検査
とがあります。
定性的検査では、ヨード反応を利用したミノール法があり発汗分布を調べるのに用いられ、定量的検査では、換気カプセル法が用いられます。

■ 発汗測定の応用分野

① 発汗異常の検査
② 心身症・心療内科・精神内科・精神神経科
③ 精神性疾患・精神科・精神神経科
④ 麻酔深度・麻酔科
⑤ 痛覚・ストレス・歯科
⑥ 糖尿病・精神内科・内科
⑦ 蒸散(TEWL)、皮膚科・形成外科・化粧品・被服
⑧ リハビリテーション

■ 詳しい技術情報や測定方法は、以下を参照してください。

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